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日本人は内向的?

R25に面白いネタがありました。

日本のブログが日記調なのに対して、
海外のブログは、ニュースを自分なりに読み解くジャーナリスティックなものが多いみたいです。

海外の人たちというのは、社会的な問題について意見交換をするのが活発だと聞きますが、
実際にそうみたいですね。

逆に、日本人は興味が自分ばかりに向いて、
周囲に向いていない証拠かも。
日本人が内向的と言われるのもなんだか分かるかもですね。
島国特有のものでしょうか?

これから人材は外国から集める。

少子高齢化に伴って、これから外国人労働者が増えますね。
介護福祉と医療業界では、外国人労働者を受け入れる体制づくりが進んでいるみたいですよ。
2006年から2008年までの間に、フィリピンから看護師400人と介護福祉士600人を受け入れる予定だそうです。

ところが、それがなかなか上手く進んでいないそうです。
日本語が十分に通じなければ、医療ミスが起こる可能性が高くなる懸念があったりとか、
外国人を受け入れれば受け入れるほど、
日本人の看護師の待遇改善が進まなくなったりするとか。

でも、問題はそれだけではありません。
介護士や看護師を受け入れているのは日本だけではないということ。
サウジアラビアで5000人、アメリカやイギリスで合わせて1000人の看護師を受け入ているみたいです。
しかも、永住権などの特典付き。
これでは日本に人材はなかなか流れてきませんよね。

そもそも、外国人からみた日本ってどうなんでしょうか。
僕が見た感じだと、最近日本に住む外国人は増えてきているものの、
なんだか肩身が狭そうなイメージがあります。
受け入れられていないというか。

その原因は、外国人に慣れていない日本人が多いことや、
窃盗団とかそういうよろしくない外国人ばかりがメディアで取り上げられることがあるんでしょうね。
この前も沖縄であんな事件があったし…。

だからまずは、そのイメージを変えなくてはいけないと思う。
でなければ、人材はどんどん他の国に流出する一方だし、
そんなイメージのまま体制づくりが進んだとしても、
お互い幸せな世の中は生まれないと思います。
NHKが、がんばって働く外国人の番組とかやればいいのになぁ。
と思うこのごろでした。

ものづくり業界における現場力の低下

管理業務に追われて、現場について分かっていないゼネコンの社員が増えているように、
ものづくりができないメーカー社員が増加しているみたいです。

この問題を引き起こす原因となったのは、二つの時代背景によるものでした。
ひとつが、バブル崩壊による人件費の削減。
もうひとつが、工場原点回帰による、中国の人件費と同等位の労働者の確保です。

バブル崩壊した1995年。
不景気の時代に、売上を維持するために各メーカーが取った行動は、人件費削減。
ノンコアとみなされた業務から、どんどん業務請負に切り替えることで、
正社員にかかる人件費を削ったそうです。

さらに、もう少し時代を遡って1980年代。
円高の影響で、次々と人件費の安い中国に生産拠点を移していったメーカーは、
2000年代に入り、中国での品質の壁にぶち当たり、日本に再び生産拠点を移しました。
その時、中国での人件費で耐えうる労働力として、派遣と請負社員を大量に受け入れたそうです。

こうやって、現場の仕事を派遣・請負に依存することで、
正社員の多くが、現場から遠ざかりものづくりができなくなるという事態が起き、
現場では3年目の派遣社員が、1・2年目の派遣社員を教え、会社を去っていくという構造ができあがり、技術力の低下、空洞化が進んでいます。

それでもメーカーとしては、安く労働力を手に入れたい。
請負だと、情報伝達などに時間がかかるから、派遣で雇用したい。
でも派遣だと3年たったら正社員として雇用しなくてはいけないのがネック。

そんなメーカーの状況を受けて、流行しているのが技術者派遣の会社。
エンジニアを自社で抱えて大手メーカーに派遣するという会社ですね。
派遣は派遣でも会社が正社員として雇用することで、社員は安定した生活ができるし、
メーカーとしてもいつか正社員として雇用する必要はない。
仕事もひとつだけでなく、キャリアに応じて選べるので新しい働き方として注目を浴びています。

研修もしっかりやっているみたいなので、現場力の低下という部分では幾分マシになってきたかもしれませんが、それでも正社員はどんどん現場から遠ざかっていってるんですよね。
現場を知らない正社員が現場に指示を出す。
これで本当に良いものづくりができるのでしょうか。

続・裁判員制度

ひとつひとつの審理にじっくり時間をかけて公正な判決を下すために努力する裁判官。
とにかく多くの案件をスピーディーにこなそうとする裁判官。

「出世しそうなのどっち?」

と聞かれたら前者と思いがちですが、
実は後者のように、より多い処理件数を上げた裁判官が出生するシステムになっているらしい。

現在の裁判官の数と、案件数を比較しても、
裁判官はひとつの案件にそこまで時間をかけていられないらしい。
多分、効率的にやらないと結局他の裁判官に迷惑を掛けてしまうんでしょうね。

そんな状況下、短時間で公正な判決を下せて、
後々世間や当事者が文句を言わないような(?)裁判をするために、
裁判員制度も必要かもしれないですね。
スピーディーに公正な判決をパッパッと下せる裁判官がいればいいのですが。

ちなみに、裁判官の出世に関して、こんな話もある。
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日本の裁判官の人事は最高裁判所によって行われ、その評価は裁判所内で完結している。ユーザーの企業に対する評価のようなチェック機能が働いておらず、出世したいがために国や権力者に都合のよい判決ばかり出している裁判官が目立つという批判がある。※Wiki「裁判官」より抜粋
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そんなふうに上ばかり見ている裁判官は「ヒラメ裁判官」と言われているらしい(笑)。

「好きなことでなら、戦える」

ちょっと怖いキャッチコピーだと思います。
世の中というのは、好きなことだけで戦えるほど甘くないし、
現在好きなことだけで戦える人間というのは、その道のプロであって、
それまで好きなこと以外のところでも努力をしてきたはずだから。

ようは何が言いたいかというと、「好きなこと」を「趣味」とイコールで考える若者が少なからずいると思えてならないんですよね。
自分が、何かしらの仕事で働いている姿をイメージできない若者を刺激することで、
妄信的に一生続けられるかどうかもわからない趣味を追いかけさせる。
まだ10代、20代の人間が一生のことを決めるなんて、相当難しいことだと思います。

ただ「きっかけは何となく」と言う天才・秀才がいるように、
そのきっかけを与えられる場となればいいと思うのですが。